シンガポールのカジノ好調 1~3月期 2強そろって増益

 シンガポールの観光業を牽引(けんいん)するカジノ産業が拡大している。同国の2大カジノの一つでカジノ付き統合型リゾートの「リゾート・ワールド・セントーサ」を運営するマレーシア系ゲンティン・シンガポールは、2014年第1四半期(1~3月期)の最終利益が前年同期比77%増の2億5760万シンガポール(S)ドル(約210億3300万円)だった。現地紙トゥデイなどが報じた。

 富裕層の顧客増加に伴い、カジノ収入の大幅な伸びが後押しした。同期の収入内訳をみると、カジノ部門が29%増の6億7190万Sドルに対し、ユニバーサル・スタジオなどの娯楽施設やホテル部門は6%増の1億5640万Sドルだった。

 同国での好調を追い風に、同社はアジア各国での事業拡大に乗り出す。韓国の済州島では総工費25億Sドルのカジノ付き統合型リゾートの建設を計画している。

 また、日本では国会に提出されているカジノ付き統合リゾート(IR)の整備に向けたIR推進法案が来月にも審議される見通しから、同社は日本進出にも強い意欲を示している。

 同国2大カジノのもう一方の「マリーナ・ベイ・サンズ」も好調だ。同施設を運営する米ラスベガス・サンズによると、同施設の1~3月期の最終利益は前年同期比9.7%増の5億4770Sドルで、リゾート・ワールド・セントーサを大きく上回る。富裕層からのカジノ収入の増加に加え、平均宿泊料428米ドル(約4万3750円)の施設内ホテルが稼働率99.3%と人気で収入を押し上げた。

(産経シンガポール支局)

SankeiBiz

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